年初に入れると、決めている

年初に入れると、決めている

1月になったら、さっさと入れる。それだけだ。

新NISAの枠は年初にリセットされる。自分のルールは単純で、枠が開いたら1月中に全額を入れてしまう。タイミングを計らない。下がりそうだと思っても入れる。上がり続けていても入れる。考えない。

なぜそう決めているかというと、考えても分からないからだ。相場の先行きを読める気がしない。過去に読もうとして、当たったこともあったし、外れたこともあった。どちらが実力でどちらが運だったのかは、ついに分からなかった。それで、自分の勘に賭けることをやめて、市場にそのまま乗ることにした。その考え方の延長に、年初一括がある。

原資については少し説明しておく。自分のスタイルは、生活費を削って投資に回すというものではない。最低限の生活防衛資金を残して、それ以外は運用する形にしている。つまりNISAに入れる360万円は、給与から毎月捻出しているわけではなく、課税口座で持っている先進国債券インデックスを売って移している。NISAという非課税の枠があるなら、課税口座の資産を順番に移していく。それが今の考え方だ。1月に何も考えずに入れられるのは、事前にそういう設計にしてあるからでもある。

2025年、入れた直後に下がった話

2025年1月27日、入れた直後に下がった。DeepSeekショックだ。中国のAIスタートアップが低コストで高性能なAIを開発したと発表し、エヌビディアが一日で15.8%急落、S&P500も1.46%下げた。「あー下がったな」と思いながら、毎日価格だけ確認した。それだけだった。

この程度では動じない、と書くと強がりに聞こえるかもしれないが、本当にこれくらいでは動じない体に出来ている。いや、いつの間にかそうなっていたのだろう。いつからかは知る由もないが。

問題は4月だった。トランプ政権が相互関税を発表し、S&P500は年初来で約15%まで下落した。1月に入れた360万円が、3ヶ月後に300万円を下回った計算になる。それでも動かなかった。下がったことは分かっていた。ただ、いつ戻るか、本当に戻るかは分からなかった。だから何もしなかった。

9月に持ち直し、年末には最高値付近まで戻した。2025年通年でS&P500は16.4%上昇した。年初の下落が嘘のような数字だ。

年初一括 vs 毎月積立、2025年の数字

同じ360万円を、年初一括で入れた場合と、毎月30万円ずつ積み立てた場合で、年末の評価額がどう違ったかを計算した。S&P500の月初価格を使った簡易試算だ。

年初一括(360万円)

毎月積立(30万円×12)

年初一括 毎月積立

S&P500月初価格(Multpl.com)をもとに算出。為替・信託報酬は考慮していない簡易試算。年末は2026年1月初(6,929.12)の価格で計算。

4月に15%下がった年でも、年初一括の方が上回った。差は約19万円。これは2025年という一年の話にすぎない。来年はひっくり返るかもしれない。ただ、自分の判断を信じて分散させるより、市場にさっさと乗ってしまう方が、長期では合理的だという考え方に変わりはない。

積立が間違いだとは思っていない

積立が間違いだとは思っていない。投資を始めたばかりで、値動きに慣れていない段階では、毎月定額で買い続ける方が精神的に続けやすい。相場が下がっても「安く買えた」と思える仕組みが積立にはある。それは合理的な選択だ。

ただ、自分には必要ない。下がったときに動じない程度には慣れているし、タイミングを分散させることへの強いこだわりもない。それよりも、1月に考えるのをやめてしまいたい。年初一括は、その意味での決断だ。

退屈といっても、日々チェックしているとそれなりに価格は動く。なぜ下がったのか、あるいは上がったのか。世界のニュースを紐解きながら想像してみる。私にとってちょうどよい投資への向き合い方だ。

この発信は、投資助言、税務助言、法律助言を目的としたものではない。個人の実録として書いている。
広告 / 使っているもの SBI証券

インデックス投資を始めるなら、口座選びが最初の一歩になる。自分はSBI証券を使っている。

SBI証券を開く