いつFIREできるかの目安を知る方法|FIRE現在地チェッカーの使い方

いつFIREできるかの目安を知る方法|FIRE現在地チェッカーの使い方 FIRE計画

FIRE計画・使い方

いつFIREできるかの目安を、自分の数字で確認する

FIRE現在地チェッカーは、現在の資産、毎月の積立額、FIRE後の生活費や収入、一時支出などを入力して、FIREしたい年齢で資金が持ちそうかを確認するための簡易試算ツールです。

入力した年齢で資金が持たない場合は、何歳ごろまで後ろ倒しすれば持つ見込みかも確認できます。この記事では、FIRE現在地チェッカーの使い方と、結果を見るときのポイントを整理します。

FIRE現在地チェッカーで分かること

FIRE現在地チェッカーでは、希望するFIRE年齢を起点に、資産がどのように増減しそうかを確認できます。

単に「必要額に届いているか」だけではなく、FIRE後に生活費を取り崩していった場合の流れを見るためのツールです。

できること 1 希望年齢でFIREした場合の可否を見る

その年齢でFIREした場合に、想定寿命まで資金が足りそうかを確認します。

できること 2 資産が尽きる年齢を見る

持たない前提の場合、何歳ごろに資産が足りなくなるのかを確認します。

できること 3 後ろ倒しが必要な年齢を見る

FIRE年齢を何歳まで後ろ倒しすれば持ちそうかを確認します。

できること 4 生活費や一時支出の影響を見る

教育費、住宅修繕、車の買い替えなどを入れると、結果がどう変わるかを確認します。

このツールの目的は、将来を正確に当てることではありません。自分の前提を入れながら、いつFIREできるかの目安を確認するためのものです。

まずは自分の数字で試算してみる

現在の資産、毎月の積立額、FIRE後の生活費などを入力すると、いつFIREできるかの目安を確認できます。

FIRE現在地チェッカーを開く

入力する前に知っておきたい前提

このチェッカーでは、FIRE前の給与や通常生活費は入力しません。

FIRE前の家計は、収入と支出が家計内でおおむねバランスしている前提にし、毎月投資に回せる金額を「積立額」として入力します。

  • FIRE前の給与収入は入力しない
  • FIRE前の通常生活費も入力しない
  • 毎月投資に回せる金額を、各口座の積立額として入力する
  • 教育費、住宅修繕、車の買い替えなどは、一時支出として別に入力する

まずは、家計簿の細かい数字をすべて入れるよりも、現在の資産、毎月の積立額、FIRE後の生活費を大きく置いて確認するのが使いやすいと思います。

入力する主な項目

FIRE現在地チェッカーでは、資産、積立額、FIRE後の生活費や収入などを入力します。主な入力項目は、以下のようなものです。

基本設定 現在年齢・FIREしたい年齢・想定寿命

まず試算したいFIRE開始年齢を入力します。ここが判定の起点になります。

課税口座 評価額・取得元本・積立額

特定口座など、売却益に税金がかかる資産を入力します。

非課税口座 NISAなどの評価額・積立額

取り崩し時の売却益税を見込まない資産として入力します。

iDeCo 残高・受け取り開始年齢・取り崩し額

FIRE直後から自由に使える資産ではないため、ほかの資産とは分けて見ます。

FIRE後 生活費・収入・年金

FIRE後にいくらで暮らすか、収入や年金をどのくらい見込むかを入力します。

一時支出 教育費・住宅修繕・車の買い替え

特定の年齢で発生する大きめの支出を入力します。

基本設定を入力する

最初に、現在年齢、FIREしたい年齢、何歳まで生きるかを入力します。

  • 現在年齢:今の年齢を整数で入力します。誕生日月は考慮しません。
  • FIREしたい年齢:まず試算したいFIRE開始年齢を入力します。
  • 何歳まで生きるか:資金が何歳まで持つかを見るための想定寿命を入力します。

FIREしたい年齢は、「この年齢でFIREした場合に資金が持つか」を見るための起点です。結果を見ながら、前倒し・後ろ倒しした場合も確認できます。

資産と積立額を入力する

次に、現在の資産と、FIREまでに毎月投資へ回せる金額を入力します。課税口座、NISAなど非課税口座、iDeCoは、それぞれ分けて入力します。

課税口座

特定口座など、売却益に税金がかかる資産を入力します。現在の評価額と取得元本を入れることで、取り崩し時の売却益税を概算します。

  • 現在の評価額
  • 取得元本
  • 毎月の積立額
  • FIRE前・FIRE後の想定年利
  • 売却益にかかる概算税率

NISAなど非課税口座

NISAなど非課税口座には、取り崩し時の売却益税を見込まない資産を入力します。制度上の年間投資上限や生涯投資枠は自動判定せず、入力した金額をそのまま試算に使います。

  • 現在の評価額
  • 毎月の積立額
  • FIRE前・FIRE後の想定年利

iDeCo

iDeCoは、受け取り開始年齢以降に使える資産として入力します。FIRE直後から自由に使える資産ではないため、課税口座やNISAとは分けて考えます。

  • 現在のiDeCo残高
  • 毎月の積立額
  • iDeCoの想定年利
  • 受け取り開始年齢
  • 年間取り崩し額
  • 受取時の概算税率

FIRE後の生活費・収入・年金を入力する

FIRE後に想定する年間生活費、インフレ率、FIRE後の手取り収入、年金などの手取り収入を入力します。

  • FIRE後の年間生活費:FIRE後に1年あたりいくらで暮らす想定かを、現在の価格感で入力します。
  • インフレ率:生活費や一時支出を将来額へ補正するために使います。
  • FIRE後の年間手取り収入:FIRE後も働く、事業収入があるなどの場合に入力します。
  • 年金などの年間手取り収入:年金など、一定年齢から入る収入を入力します。

生活費と一時支出はインフレ補正されます。一方で、FIRE後の手取り収入や年金などは、入力した金額をそのまま使う簡易前提です。

一時支出を入力する

一時支出には、毎年の生活費とは別に、特定の年齢で発生する大きめの支出を入力します。住宅修繕、車の買い替え、子どもの進学費用、下宿費用などです。

  • 何歳のとき:その支出が発生する年齢を入力します。
  • 金額:現在の価格感で、万円単位で入力します。
  • メモ:「住宅修繕」「車の買い替え」「大学初年度費用」など、自分で分かる名前を入れておきます。

教育費チェッカーと組み合わせる

教育費チェッカーで出た金額を確認し、FIRE現在地チェッカーの一時支出欄へ転記してください。

年間生活費に教育費を含めている場合は、二重計上に注意します。

たとえば、こう使います

まずは、現在の資産額と毎月の積立額を入れます。

次に、FIREしたい年齢と、FIRE後の年間生活費を入れます。

そのうえで、教育費、住宅修繕、車の買い替えなど、特定の年齢で発生しそうな支出を一時支出に入れます。

すると、希望するFIRE年齢で資金が持ちそうか、持たない場合はどの年齢で資産が尽きそうかを確認できます。

ここで大事なのは、一度で正解を出そうとしないことです。

  • FIRE年齢を1年後ろ倒しするとどうなるか
  • 生活費を少し増やすとどうなるか
  • 教育費を一時支出に入れるとどう変わるか
  • インフレ率を変えるとどのくらい影響するか

こうした前提を動かしながら、FIRE計画の現在地を確認していきます。

結果画面で見るべきポイント

結果を見るときは、最初に資金が持つかどうかだけを見るのではなく、次の順番で確認するのがおすすめです。

  1. まず、資金が持つ見込みかを見る 入力した前提で、想定寿命まで資金が持ちそうかを確認します。
  2. 次に、資産が尽きる年齢を見る 持たない場合は、何歳ごろに資産が足りなくなるのかを確認します。
  3. 後ろ倒しが必要なFIRE年齢を見る 何歳までFIREを後ろ倒しすれば持ちそうかを確認します。
  4. グラフと推移表で流れを見る 一時支出、年金開始、iDeCo取り崩し開始など、資産推移が変わる年齢を確認します。

グラフと年ごとの推移表を見る

グラフでは、課税口座、NISAなど非課税口座、iDeCo、合計資産の推移を確認できます。結果カードで大まかな判定を見たあと、資産がどのタイミングから減り始めるかを確認します。

年ごとの推移表では、年齢ごとの課税口座、NISA、iDeCo、合計資産、年間支出、年間収入、概算税額を確認できます。

一時支出を入れた年、年金が始まる年、iDeCoを取り崩し始める年は、資産推移が変わりやすいところです。

このチェッカーを使うときの注意点

FIRE現在地チェッカーは、FIRE計画を考えるための簡易試算ツールです。

将来の運用成績、税金、社会保険料、年金制度、NISAやiDeCoの制度変更などを正確に予測するものではありません。

また、退職金、相続、贈与などの一時収入や、相場下落確率を含む確率シミュレーションも初期版では扱っていません。

このため、チェッカーの結果は「この年齢で必ずFIREできる」という意味ではなく、入力した前提で見た場合の目安として使ってください。

FIRE計画は、前提を動かしながら確認する

FIRE計画は、一度の試算で決めるものではありません。

生活費、教育費、インフレ率、運用利回り、FIRE年齢、一時支出の有無によって、結果は大きく変わります。

だからこそ、まずは自分の数字を入れてみる。そのうえで、少しずつ前提を変えながら確認する。

FIRE現在地チェッカーは、そのための入口として作っています。

資産額だけで判断するのではなく、生活費、教育費、家族の選択肢、将来の働き方を含めて、FIRE計画の現在地を確認してみてください。

FIRE現在地チェッカーで試算してみる

現在の資産、毎月の積立額、FIRE後の生活費や一時支出を入力すると、いつFIREできるかの目安を確認できます。

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